住宅情報・ニュース
2006年02月26日

ヴォーリズ建築 京都YWCA旧館

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京都YWCA旧館

ヴォーリズ建築であることが分かった京都YWCA旧館

京都市上京区の「京都YWCA」の旧館が建築家W・M・ヴォーリズの設計した建物だったことが分かったというニュース。
この家づくり.orgでも「六甲山荘」「旧伊庭家住宅」「八幡商高校舎」などのヴォーリズ建築については紹介していますが、少しヴォーリズについて紹介しておきます。


ヴォーリズとは...

ヴォーリズのフルネームは、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)。アメリカ生まれで日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家であり、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人である。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、宣教師として来日後、日本各地で西洋建築の設計を数多く手懸けた。 学校、教会、YMCA、病院、百貨店など、その種類も様式も多彩である。 1941年(昭和16年)に日本に帰化し、夫人の姓をとって一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と名乗った。

京都市上京区の「京都YWCA」でボランティア活動の拠点や英会話教室として使われている旧館が、米国出身の建築家W・M・ヴォーリズの設計した建物だったことがこのほど分かった。建築から70年以上を経ての確認に、旧館に親しんできたYWCA会員らは「せっかくの建物をみんなで盛り立てよう」とさまざまな企画を進めている。
戸棚の取っ手や天井部分のアーチが特徴的で、「ヴォーリズ建築では」との声は以前からあったが、確認できないままだった。昨夏、旧館の活用方法を検討していたスタッフが、ヴォーリズが設立した建築事務所を引き継ぐ「一粒社ヴォーリズ建築事務所」に依頼したところ、ヴォーリズ建築であることを確認。その後、館内から当時の設計図も見つかり、1935年にヴォーリズが設計したことが分かった。宣教師として来日したヴォーリズは全国でYMCAやYWCAの建物を手がけ、京都もその一環だったという。

posted by iezukuri : 2006年02月26日 14:07 | trackback (0)

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