住宅情報・ニュース
2005年11月13日
フラット35
証券化住宅ローン(フラット35)
証券化住宅ローンとは、民間金融機関による長期固定金利の住宅ローンです。
住宅金融公庫が民間の住宅ローン債権を買い取り、証券化して投資家に販売する仕組みを利用しています。
◇
フラット35 融資を受けるための基本条件
融資の対象となるのは新築住宅と中古住宅です。8000万円を限度に価格の8割まで借りられます。返済期間は原則として15年以上35年以下となります。住宅の条件には広さや質など公庫融資に準じた基準が設けられており、申し込めるのは申し込み時点で70才未満の人となります。
◇
フラット35 金利の仕組み
フラット35の金利は全期間固定型だが、一部の金融機関では11年目から金利が上がる2段階固定型となっています。金利基準は金融機関によって異なり、新規貸出金利は毎月見直される仕組みです。金融公庫は申し込み時に金利が確定しますが、証券化ローンの金利は融資が実行される時点で決まります。
◇
フラット35 利用時の注意点
扱っている金融機関でほぼ年間を通して申し込めます。民間融資や財形融資と併せて借りることは出来るが、金融公庫とは併用できません。借りるときの保証料が不要なほか、繰り上げ返済手数料が無料というメリットもあります。
住宅金融公庫融資の金利は申し込み時に決まりますが、証券化住宅ローンでは融資を実行するまでの期間が長いケースでは注意が必要です。
敷地面積が100m2未満でも借りられるが、地域によっては建築基準法などで敷地面積の下限が定められている場合があるので注意。
◇
証券化住宅ローン(フラット35)の概要
利用できる人 | ●申し込み時の年齢が70才未満の人 ●安定した収入がある人 ●日本国籍の人、または永住許可などを受けている外国人 ●毎月返済額の4倍以上の月収がある人 ●すべての借入金の返還返済額の年収に占める割合が、以下の基準を満たしている人
| ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
利用できる範囲 | 申込人またはその親族が住むための住宅の建築資金または購入資金 | ||||||||||
利用できる住宅の範囲 | ●建設費(土地取得費を含められる場合がある)または購入価格が1億円以下 ●床面積が、一戸建てなどは70m2以上、共同住宅は30m2以上 ●住宅の耐久性などについて住宅金融公庫が定めた技術基準に適合する住宅 ●中古住宅は借入申込日におうて築年数が2年を超えている住宅またはすでに人が住んだことがある住宅。ただし建築認定日が昭和56年5月31日以前の場合は、公庫の定める耐震評価基準に適合する住宅 ●住宅金融公庫が定めた基準を満たす店舗等との併用住宅 | ||||||||||
融資額 | 100万円以上8000万円以下(建設費または購入価格の8割以内) | ||||||||||
返済期間 | ●15年以上35年以内(1年単位)※ただし本人が60才以上の場合は10年以上 ●完済時の年齢は80才 |
» 住宅情報タウンズ
posted by iezukuri : 2005年11月13日 20:59 | trackback (0)
Previous « 漬物用の大根をキープするサービス | 民間住宅ローン » Next