住宅情報・ニュース
2007年04月30日

外断熱工法

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温暖化防止効果に期待の外断熱工法

日本ではほとんど「内断熱工法」というのが使われているようです。これに比べて欧米では「外断熱工法」が広がっているようです。
日本で普及していない原因として建築コストが5〜10%程度高くなることと、「外断熱工法」自体あまり知られていないというのが原因らしい。環境にもやさしい工法なので是非、普及してもらいたいモノです。
「外断熱推進会議」との団体もあるそうなのですが、この記事も“国民の住環境を向上させながら、地球温暖化防止へ大きな効果をもたらすことが期待される「外断熱工法」について、政府も国民一人一人も、もっと注目していいのではないか”と締めているので、まだまだ時間がかかるのかも。

...日本では断熱処理が施された集合住宅の99.9%が住戸内の壁側に断熱材を施工する「内断熱工法」だが、欧米では1970年代の石油危機以降、建物を外側から断熱材ですっぽり覆う「外断熱工法」に切り替えられ、今では中国をはじめアジアにも波及している。
「内断熱」は、低コストで複雑な設計施工ができ、冷暖房器具の作動効果がすぐ表れる半面、次のような問題点がある。
  1. 熱しやすくさめやすい構造のため省エネ効果が薄い
  2. カビや結露が発生しやすくシックハウスになりやすい
  3. コンクリート自体が日射や外気温の影響を受けやすく、耐久性が劣る。とくに日本の気候は高温多湿のため、住宅に致命的ダメージを与える。
これに対し、「外断熱」の特徴は次のような点にある。
  1. 外側で断熱されるため冷暖房効率がよく一年中大きな省エネ効果が得られる
  2. 外気との温度差が少なく結露ができない
  3. 結露によるカビが原因のアレルギー性ぜんそくなどが起きにくい
  4. 耐久性がよく建物の寿命が大幅に伸びる。
日本のマンションは築後30年程度で建て替え時期を迎えるが、それに比べると欧米の住宅サイクル年数は80〜140年と大幅に長い。いくら欧米の住宅が「石の文化」、日本は「木と紙の文化」に根ざしているとはいえ、この差は工法の違いによるところが大きい。...

posted by iezukuri : 2007年04月30日 21:02 | trackback (0)

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