住宅情報・ニュース
2006年01月09日

建築・工法用語集

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[建築用語辞典] 一戸建て編 -建築・工法-

住宅情報誌には、様々な設備や用語が登場します。
必要な用語の意味を覚えて物件選びなどの役立てましょう。
今回の知っておきたい住宅用語「一戸建て編」の中から建築・工法に関する用語を紹介します。

メーターモジュール

日本では従来、家を建てるときに尺貫法の3尺=91cmを基準単位として使ってきました。収納などでよく使われる1間とは91cmの2倍、182cmになります。しかし、階段に手すりを付けたり、車イスでも楽に移動できる廊下をつくるには91cm基準では何かと不自由が生じてしまいます。そこで、1mを基準として家をつくることに。これを「メーターモジュール」と呼び、ゆとりある一戸建ての象徴になっています。

バリアフリー

小さな子どもや高齢者が安全に生活できるように、バリアー(障壁)を取り除いた設計を「バリアフリー」といいます。床の段差をつくらないことが、その代表でしょう。住宅購入時、不自由なところがなくても、将来のことを考えて、基本的な部分がバリアフリーになっている一戸建てを選ぶのがポイントです。例えば、道路から玄関まで段差がない、浴室・トイレをリフォームで広げられる、廊下が広い、といった点です。

ユニバーサルデザイン

バリアフリーが障害を前提に設計されるのに対し、「ユニバーサルデザイン」とは、障害の有無や年齢、性別などにかかわらず、すべての人が気持ちよく使えるように、あらかじめ都市や生活環境を計画的に設計する考え方です。つまり、バリアフリーとは、ユニバーサルデザインの一部といえます。建築におけるユニバーサルデザインの代表例には、自動ドアや室内エレベーター、多目的トイレがあります。

スロープ

家の中や玄関部分など、通常、地面に段差があれば、階段をつくることになります。それを傾斜状の通路にしてあるものが「スロープ」です。ほとんどの場合、手すりと組み合わせて設置されます。これは、バリアフリーの観点から、最近特に増えている工法です。家の中からエクステリア部分まですべての段差がスロープになっていれば、車椅子も通れ、小さな子供やお年寄りもつまずく心配が少なくてすみます。

私道

地方自治体や国が管理する公道ではなく、個人が持ち主となっている道路が「私道」です。門から玄関までの道路は私道ではなく、あくまでも敷地から区切られ、土地の持ち主とその家族以外の人も通行する道を指します。例えば、並んで建っている住宅のうち奥に住んでいる人が手前の住宅の敷地内を通らなければ外に出られないといった場合に私道がつくられます。私道は、土地の持ち主でも、勝手にいじることはできません。

都市型3階建て住宅

例えば、15坪(約50m2)程度の狭い敷地でも、3階建てなどにして、垂直方向に住宅をのばすことで、床面積を確保し、設計の工夫で使い勝手も良くしてある住宅があります。これを一般的に「都市型3階建て住宅」といいます。
古くから住宅が密集していて地価が高い都市部でも、比較的建てやすく、敷地が狭いので価格も手ごろなものが多いため、最近徐々に人気が出てきている住宅です。

» 住宅情報タウンズ

posted by iezukuri : 2006年01月09日 21:31 | trackback (0)

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