住宅情報・ニュース
2005年11月03日

街づくり用語集

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[建築用語辞典] 一戸建て編 -街づくり-

物件情報を調べたりしていると、物件の特徴などの説明や様々な設備を紹介するために、聞いたこともない用語や聞いたことがあっても正確な意味を知らない用語も沢山出てきます。必要な用語の意味を覚えて良い物件を選ぶ際に役に立てましょう。
今回の知っておきたい住宅用語「一戸建て編」の中から街づくりに関する用語を紹介します。

家並みの統一

広い分譲地にいくつもの一戸建てをつくる場合、和風、洋風、外観や門扉の形といったおおまかなイメージを統一し、住宅内や外観の細かな部分を若干変えることで、それぞれの家に個性を持たせる。これが「家並みの統一」と呼ばれているものです。
家並みに統一感を持たせれば、整然とした美しい街並みにすることができます。その景観を維持するため、住民同士が「建築協定」を結んで、建て替えなどを制限することもあります。

電線の地中化

家並みを美しく見せるために。電線や電話線を地中に埋めることです。
電線がなくなれば、必然的に電柱もなくなり、想像以上にすっきりした家並みになります。しかし、電線を地中に埋めるためには、上下水道などと共同溝を敷設しなければならず、工事費がかさむだけではなく、すでに住宅が建っている地域では工事が難しいという欠点があります。そのため、電線の地中化は、大規模な造成などで行われるケースが殆どです。

建築協定

建築基準法だけではカバーしきれない地域ごとの個別事情を解決するために、その地域に住む住民全員の合意のもとでつくった規則が「建築協定」です。
建物の壁面から敷地の境界や道路までの距離を制限したり、階段の高さを制限したりなど、目的は、あくまでも良好な住環境を維持するためにあります。建築協定書という形にして、特別行政庁認可告知を経て、正式に発行されます。

ひな壇

一戸建ての住宅地を建築する造成の形状を示す言葉のひとつです。
「ひな壇」は、ひな飾りの台のように、造成地が階段状につくられていること。各区画の独立性が高くなる長所があります。
また、ひな壇が南向きの斜面に位置している場合を「南下がり」といいます。南下がりでは、各区画の日当たりや眺望が良くなるというメリットがあります。そのため、人気が高く、分譲価格も割高になるのが一般的です。

クルドサック

一戸建て住宅地で、袋小路の道路を設けたり、そこにロータリーをつくるなどして、住宅地内の生活道路に居住者以外の車が入ってこないようにする工夫が「クルドサック」です。
基本的な手法は、車の通り抜けが不可能な道にすること。
一戸建て住宅地の生活道路は、小さな子供やお年寄りなどが頻繁に通るため、可能な限り交通量を減らし、交通事故をなくそうという考え方から生まれたものです。

コモンスペース

共用(コモン)の空間(スペース)という意味。
集会所や多目的ホール、住宅街につくられたベンチの置かれた憩いの広場など、街中にあり、住民みんなで管理する場所はすべて「コモンスペース」になります。ときには、集合住宅の敷地内につくられる共同庭を指すこともあります。
住民同士のコミュニケーションを密なものにしようという風潮から、最近は街中に積極的に取り入れられるようになっています。

» 住宅情報タウンズ

posted by iezukuri : 2005年11月03日 16:59 | trackback (0)

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