住宅情報・ニュース
2008年07月23日

バリアフリー住宅の浴室

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少し前の情報になってしまうかもしれませんが、家庭内事故の48%は浴室で起こっているのをご存知でしょうか?東京消防庁の「救急活動の実態」によると、家庭内の死亡事故の48%は、浴槽での溺水によるものです。また、高齢者の事故原因ワースト1は転倒で、全体の65%を占めています。冬には、暖かい部屋、浴室、浴槽内の温度差がそれぞれ激しくなり、脳や心臓に負担をかけやすくなります。トイレ同様、密室であり、かつ裸で利用することも考慮すると、浴室のリフォームには特に気を使う必要があります。

バリアフリー住宅浴室について幾つか覚えておいた方が良い点を列挙するので、ご参考にしてください。

  • 暖房設備等で部屋との気温差を少なく。冬場の脳溢血等を防ぎます。
  • 手すりの設置。浴槽回りだけでなく数ヶ所設置できれば理想的です。
  • 出入り口は広く。引き戸もしくは折れ戸を。内開きのドアだった場合、入浴中に倒れても体がつかえてドアが開かなくなる場合があります。
  • 出入り口の段差を少なく。脱衣室と浴室の段差が原因で転倒してしまう事故が少なくありません。可能な限り段差は無くしましょう。
  • 浴槽の高さは40cm前後に。あまり低くすると小さな子供いる家などでは危険な場合もあります。気をつけましょう。
  • 滑りにくい床剤を使う。ふとしたことから足を滑らせないよう、水はけの良い、表面がザラザラした素材を選ぶと良いでしょう。
  • 洗面器等の置けるカウンター。床に洗面器を置いたままの入浴は身体に負担がかかります。ちょっとしたものを置いたりできるカウンタースペースを設けると良いでしょう。
  • 水栓はサーモスタット式に。火傷をしないよう、一定の温度を保てるサーモスタット式の水栓がベストです。

また、脱衣所についても片足立ち状態になるのを避けるため、ベンチや椅子などが置けると良いでしょう。

posted by iezukuri : 2008年07月23日 22:35 | trackback (0)

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