バリアフリー住宅
「バリアフリー住宅」という言葉をご存じでしょうか。お年寄りや障害のある方が自立して暮らしていけるように、さまざまな工夫をした住宅のことです。若干意味合いは違いますが、ユニバーサルデザインとも呼ばれています。
高齢化社会を迎え、だれでも安全に快適な生活が送れる住まいがいま求められています。これから、新築や増改築をお考えの方は「バリアフリー住宅」にされることをお勧めします。
バリアフリーとは
「バリアフリー」とは、バリア(障害)がなく、だれでも利用できるという意味です。住宅でいえば、段差がない、手すりが設置してある、将来介護が必要となった場合に、改造しやすい間取りになっている家のことです。高齢者に利用しやすい住宅は、子どもにもやさしいといえます。家庭内でのけがや事故を未然に防ぐ効果もあり、いま、非常に注目されている住まいづくりの考え方です。
バリアと聞いてまず思い浮かぶのは「段差」でしょう。段差をなくすことはバリアフリーの基本といえますが、設計プラン以外にも建築材料、設備機器、照明、インテリアまでも含めた総合的な配慮が求められます。バリアと言っても、段差だけではなく、高齢者や子供を含めた家族間のバリアを取り除くこともバリアフリー住宅の条件です。
◇バリアフリー住宅のメリット
住宅をバリアフリー化することは、いろいろな面で大きなメリットがあります。介護を必要としない高齢者にとっては転倒予防といった家庭内事故の防止に大きな効果があるほか、介護を必要とする方にとっても介護する側にとっても効率的な介護が可能となり、人的、経済的な負担の軽減にもつながることとなります。また、これまで住み続けた住宅で生活ができるという心理的なメリットがあります。
高齢者にとって住みやすいバリアフリー住宅は高齢者以外の人にとっても暮らしやすく住みやすい住宅であり、老若男女を問わずこれからの住宅づくりのうえでバリアフリーの考え方は欠かすことのできない極めて大切な視点です。
posted by iezukuri : 2008年06月11日 00:22 | trackback (0)
Previous « ビオ・ウイングユーカリが丘 | 若くてもバリアフリー住宅は必要? » Next