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2008年05月17日

オール電化はエコじゃない!?

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オール電化はエコじゃない!?東京電力「企業優遇」の商魂

オール電化は本当にエコなの?というちょっとびっくりするような記事だったので、エントリーしてしまいました。
記事の中では「ところがどうも、厳密に計算していくと、オール電化はエコではないらしいのだ。」とのこと。その理由としては、CO2を排出する「火力発電で賄われています」ということのようだ。
エコキュートはというと、とても効率がいいのですが、これも使い方によっては非効率に?
ということで、後編では「オール電化」は、キッチンや給湯などの生活エネルギーをすべて電気でまかなう賢いライフスタイルです(中略)エコロジー&エコノミーな快適が簡単に実現します」といっている東京電力に聞いてみたらしい。興味深い。
過去には家づくり.orgでも「オール電化住宅のCO2」という記事も紹介してましたね...。

従来のガス併用住宅では、料理したり風呂を沸かすたびに、CO2の排出を目の当たりにしていたが、オール電化住宅ではそれもない。しかもその電気が、発電時にCO2を排出しない原子力発電によって供給されているとなれば、地球温暖化の歯止めにも期待が高まる。また、給湯や暖房に使用する熱の蓄積を、電気料金の安い夜間に行うので経済性も魅力的だ。そんな、いいことずくめのオール電化が、着実にシェアを伸ばしているらしい。
ところがどうも、厳密に計算していくと、オール電化はエコではないらしいのだ。
...
「オール電化で、夜間に増えた分の電力需要は、発電時にCO2を排出しない、原子力や水力も含めた発電で賄われるという言い方をされていますが、実は火力発電で賄われています」
原子力発電は、出力を強めたり弱めたりすると不安定になるため、常にフルパワーで回し続けなければならない。こうした電源は「ベースの電力」と呼ばれ、電力供給の底上げに使われる。一方、電力需要の波に合わせた発電量の調整は、出力の調節ができる火力発電によって行う。すでにどの時間帯でも、電力需要は原子力発電の発電量を上回っているので、オール電化で増えた分の夜間の需要は、火力発電によって賄われることになる。
「なので、オール電化住宅のCO2の排出量を計算する時は、火力発電単独で計算しなければなりません」...
火力単独で計算すると、オール電化によって、家庭で抑えられるCO2の排出量を上回る量のCO2が、発電時に排出されることになるというのだ。
それでは、オール電化の目玉のひとつ、エコキュートはどうだろう。これは、空気中の熱を集めて圧縮しお湯を温めるヒートポンプという技術を取り入れ、電気温水器の5倍の効率で熱を生み出すという給湯設備だ。
「エコキュート自体は、とても効率がいいです。でも、夜間の安い電気でお湯を沸かすので、最も温められるのは朝方。たいていの人はお風呂に入るのは夜ですから、その頃には冷めてしまう。エコキュートは追い焚きが苦手なので、冷めた場合は、結局、効率が悪くなります。オール電化で、電気料金が安くなることはあるでしょう。でも、CO2の排出量は逆に増えます」...

posted by iezukuri : 2008年05月17日 18:12 | trackback (0)

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