住宅情報・ニュース
2008年09月29日
不動産証券化
前回の不動産投資に引き続き不動産証券化について
不動産証券化とは
企業や銀行などが、保有している資産を、新たに設立した資産保有のための会社の仕組みに移し、新たな会社として移った資産を担保に資金調達を行うことです。不動産そのものを買わせるのはなく、賃貸料や土地や建物から生まれる収益を利払いに充てる証券を発行し、市場から資金を調達する仕組みのことをいいます。
“Special Purpose Company””の略で、「特別目的会社」「特定目的会社」の意味。
特定の目的のために設立され、運営される会社のことをさします。
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不動産所有者の不動産証券化のメリット
不動産証券化のメリット
不動産所有者の不動産証券化のメリット
- 不動産を外部に売却したとみなされ、貸借対照表から資産を減らすことができる
- 企業の財務指標であるROA(総資産利益率)やROE(株主資本利益率)の改善
- 保有資産を有効に活用した資金調達が可能になる
- 現物不動産の取引に比べて、投資対象の選択肢が広がる
- 流動性(換金性)が高い
- 小口資金で複数の不動産に投資ができる
- 現物不動産投資に比べるとリスクを管理しやすい
不動産証券化の手法
- 資産流動化型スキーム
- 資産運用型スキーム
不動産証券化の今後
不動産証券化は、資産運用型スキームによる証券化商品の供給が始まり、小口資金での公募や上場が予定されていることから、個人投資家の投資機会が増加することが期待されています。
posted by iezukuri : 2008年09月29日 21:54 | trackback (0)
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