ブラピ エコ住宅寄付

米俳優ブラッド・ピット（43）が、05年の大型ハリケーン「カトリーナ」で壊滅的被害を受けた南部ニューオーリンズに、被災者用のエコ住宅150戸を建設する計画を明らかにした。ポケットマネーから500万ドル（約5億5000万円）を拠出するなどして、来年秋までの完成を目指している。
ブラピはニューオーリンズのあるルイジアナ州にほど近い米南部オクラホマ州の出身。カトリーナ被災以降、慈善活動で知られるパートナーの女優アンジェリーナ・ジョリーと被災者用の住宅支援などに携わってきた。
この計画のために、既にロサンゼルスなどの建築家13人とチームを発足させた。住宅は1戸約110平方メートルで、水害対策として床は地上から1.5〜2.5メートル離して建てるほか、軽量コンクリートなどの使用で洪水の際も浮くような構造にするという。またブドウのつるを外壁にはわせ、暑さ対策をとるなどエコ仕様でコスト削減、1戸15万ドル（約1650万円）で建設するとしている。