住宅情報・ニュース
2006年09月18日

マンション耐震情報サイト「耐震ドクター」

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マンション耐震情報サイト 耐震ドクター

井口インターナショナル、マンション耐震情報開示サイト開設

一級建築士事務所「井口インターナショナル」が、耐震性に優れたマンション選びの支援サイト「耐震ドクター」を開設というニュース。
マンション耐震情報サイト開設の目的は、一般消費者の保護を目的として「デベロッパーはデザインや立地などをアピールするが、耐震偽装事件後も構造的な耐震性情報はほとんど開示していない」のが現状ということで、耐震強度と関係が深いとされる鉄筋、コンクリート工事などにかかる費用など56項目を掲載し、マンションの耐震性を比較検討できるようにしたということ。
マンションなどの耐震問題がかなり問題となっていますが、一般消費者に分かりやすい情報開示などはなかなか行われていないのが現状の様ですね。デベロッパーは、建築中のマンションでの見学会や説明会を行って安心感をアピールしているようなのですが、果たしてマンション購入希望者は内容をちゃんと理解できるのでしょうかね。まぁ、説明してくれること自体が安心感に繋がっている様な気もしますが...。
このようなサイトがオープンされ、具体的に相談できたりすると更に安心できるようになりそうですね。

建築物の構造設計を行う一級建築士事務所「井口インターナショナル」は、耐震性に優れたマンション選びの支援サイト「耐震ドクター」を開設した。一般消費者の保護を目的に、新築・中古マンションの耐震性情報を掲載するほか、プロの構造設計者がメールでの無料相談に応じる。
マンションの耐震性に関しては、「デベロッパーはデザインや立地などをアピールするが、耐震偽装事件後も構造的な耐震性情報はほとんど開示していない」のが現状という。
「耐震ドクター」では、パンフレットやモデルルームだけ見ても耐震性の優劣の判断ができない一般消費者のため、各デベロッパーから提供される新築・中古マンションの設計内容を同社の構造設計者らが改めて審査。審査に合格したマンションの物件情報のほか、構造設計の担当者や施工者の名前、独自に査定した耐震強度と関係が深いとされる躯体(くたい)費(鉄筋、コンクリート工事などにかかる費用)など56項目を掲載し、各マンションの耐震性を比較検討できるようにした。
さらに詳しい内容が聞きたい場合は、同社に所属する1級建築士や建築構造士がメールによる直接アドバイスを無料で行う。
また、「耐震マンションの見分け方」「耐震構造トラブル事例」や専門用語集なども掲載し、マンションの耐震構造を一般消費者にも分かりやすく解説している。
デベロッパー側は審査料として1物件につき15万円、サイト掲載料として3週間で20万円を同社に支払う。収益は今後のシステムの充実・拡大費用に充てる。
現在は首都圏1都3県の新築・中古マンション13件のみの掲載だが、今後は掲載物件を拡充し、全国展開を目指す。また、携帯電話での閲覧システムも構築し、さらに利便性を高めるという。

posted by iezukuri : 2006年09月18日 11:40 | trackback (0)

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