リノベーション住宅ローン

関西アーバン銀行は中古住宅の購入費とリフォーム費をセットで融資する全国でも珍しいローン商品を3月1日に発売する。リフォームで住宅の資産価値が向上することを前提に融資するため、利率を抑えて期間を長期に設定できるという。最大6000万円まで融資する。初年度の融資目標は約100億円。同行は「中古住宅の市場拡大につながる」としている。
新型ローンの名称は「リノベーション住宅ローン」。貸付期間は最長35年で変動型の金利は年2%程度。戸建てでもマンションでも受け付ける。リフォーム費の部分も含めて住宅ローン減税の対象となる。
中古住宅を購入してリフォームする場合、購入者はまず住宅ローンを契約した後、別にリフォームローンを契約する必要がある。リフォームローンは無担保のため、通常は貸付期間が短く金利が高めになる。新型ローンは資産価値が上がったリフォーム後の中古住宅を担保に融資するのが特徴だ。