3大疾病+入院保障 住宅ローン

千葉県内の地方銀行・第2地方銀行で、がんや急性心筋梗塞（こうそく）、脳卒中の「3大疾病」にかかると保険金でローン残額を返済する新型の住宅ローンの取り扱いが広がっている。千葉銀行と千葉興業銀行は7月3日から発売。京葉銀行も追随する方針だ。
千葉銀が投入するのは、全国地方銀行協会の団体信用生命保険（団信）を活用した3大疾病保障付き住宅ローン。一方、千葉興銀は仏金融大手BNPパリバグループのカーディフの団信を使い、3大疾病に加え、入院一時金と入院中1カ月分のローン返済額を支払う保障も付け差別化する。
千葉興銀は従来、がん保障特約を店頭金利への保険料分の上乗せ無しで住宅ローンに付与。「もしもの時への備え」をアピールし住宅ローン獲得につなげてきたが、「より大きな保障への需要が増えている」と判断、3大疾病保障プランを追加した。3大疾病保障では金利年0.3%を上乗せする。
第2地銀の京葉銀も、3大疾病保障付き住宅ローンを9月までに投入する予定で準備中だ。