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2005年11月20日

千歳文庫など 登録有形文化財に

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千歳文庫

文化審が登録有形文化財に答申 津の「千歳文庫」など4棟

国の文化審議会は、津市垂水の「千歳文庫」など4棟を登録有形文化財に新たに登録するよう文部科学相に答申した。官報公示を経て正式に指定される予定で、県内の登録有形文化財は56件となる。
指定されるのは、千歳文庫のほか鳥羽市鳥羽の「旧広野家住宅(角屋)」の主屋と内蔵、土蔵。

千歳文庫は、文化人として知られる元百五銀行頭取が美術工芸品を収蔵するため、1930(昭和5)年、自宅敷地内に建設した。鉄筋コンクリート4階建てで、れんがタイル張り。屋根は銅板でふかれている。装飾性のあるバルコニーやひさし、玄関などが特徴で、昭和初期の建築様式をよく残しているという。
旧広野家住宅は、江戸時代後期から明治時代前期にかけての建築。広野家は角屋と呼ばれ、江戸時代には大庄屋を務めた鳥羽随一の富豪。明治時代から戦前までは薬店を営んだ。主屋はじめ3棟は江戸から明治時代にかけての邸宅の様子を今に伝えており、鳥羽市の歴史的景観の中でも重要な位置を占めることが評価された。

posted by iezukuri : 2005年11月20日 12:38 | trackback (0)

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