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2005年11月20日

赤木家住宅など 文化財建造物に

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赤木家住宅

赤木家住宅など 国の文化財建造物に

国の文化審議会は18日、豊岡市引野の赤木家住宅など県内の4カ所30件を、新たに国の文化財建造物に登録するよう答申した。豊岡市の有形文化財の登録は初めて。選定されれば、県内で79カ所、243件となる。

答申を受けたのは、赤木家住宅16件をはじめ、松山大学温山(おんさん)記念会館 6件、高井家住宅 3件、蘆田家住宅 5件。
赤木家は、1870(明治3)年建築。母屋は木造二階建てで南側が切り妻、北側が入り母屋造り。2階は座敷、3階は養蚕室となっており、越し屋根があるなど農家建築として質、規模ともに歴史的景観を保っている。また、木造平屋建ての離れ(北涼館)は廊下で母屋と接続。書院造りで全体に上質感があり、再現が容易でない造りとなっている。
1928年築の松山大学温山記念会館は、本館が東西20メートル、南北15メートルの規模。寄棟造り2階建てで、正面に車回しがあり、外観は洋風で堂々とした構え。昭和初期の有名建築家、木子七郎の建てた洋館として国の登録文化財の基準を満たしている。
高井家母屋は、1851(嘉永4)年築。京都、大阪方面の街道沿いにあり、木造2階建ての切り妻造りの町家。1階は出格子を付けるなど通り景観を構成している。
蘆田家の母屋は江戸時代後期の築で、昭和初期に増築された。母屋は木造2階建てでかやぶきの入り母屋造り。1、2階が和室、2階南東に書斎がある大型かやぶき2階建ての養蚕農家として歴史的景観を残している。

posted by iezukuri : 2005年11月20日 12:30 | trackback (0)

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