住宅情報・ニュース
2005年09月09日

旧馬島家住宅 曳き移転工事

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

高遠町の県宝旧馬島家住宅 曳き移転工事

高遠町東高遠若宮に県内で唯一残る藩医住宅、県宝旧馬島家住宅の曳(ひ)き移転工事が7、8の両日行われ、重さ約40トンの本棟造りの同住宅が木製のレール上を11.5メートル移動した。

同住宅敷地内にかかる国道152号バイパス開設に伴う移転で、約1カ月かけて、建物を持ち上げ、礎石を外し、レールを設置。住宅は、床板や戸が外され、内部がむき出しの状態で28個のローラーに乗り、ウインチに引かれて時速5-6メートルで移動した。
享保年間から幕末まで高遠藩の眼科の御殿医として奉職した馬島家の住宅で、天保年間の建築。同藩の大規模住宅の間取りがよく現れており、約20年前まで居住していたものの改造部分は少ない。
移転後、町教委は、御家中屋舗絵図などを基に、「茶の間・流し間・土間」「しきだい・調薬室(診察室)」などを復元し、12月中旬の完成後は稽古(けいこ)事の発表会などへの開放も検討している。

posted by iezukuri : 2005年09月09日 19:26 | trackback (0)

Previous « 住宅ローン取り扱い | 暮らしと家具の祭典 » Next

“旧馬島家住宅 曳き移転工事”へコメント




保存しますか?


 
To Page Top “旧馬島家住宅 曳き移転工事