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2007年05月08日

東京都美術館

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「前川建築を活かす形で大規模改修を」東京都美術館について提言

「都立文化施設のあり方検討会」が、東京・上野の東京都美術館など3施設の老朽化対策についての報告書を受け、都は今年度に東京都美術館の改修の基本設計に着手するというニュース。
この東京都美術館などの建物の改修は「優れた前川建築の一つである東京都美術館の建物を保存し、都民に親しまれたたたずまいとともに後世に継承していくべきである」のと見解からのものだそうです。
ちなみに前川国男とは,,,
ル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドの元で学び、モダニズム建築の旗手として、第二次世界大戦後の日本建築界をリードした。丹下健三、木村俊彦は前川事務所の出身である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
また、2006年3月5日まででしたが、東京ステーションギャラリーで「生誕100年・前川國男建築展」が開催されていたこともありました。

東京都美術館は、公共建築の先駆的な設計者である故・前川国男氏が設計を手がけた。1975年竣工で築31年が経過し、外壁の打ち込みタイルや屋上防水、シーリングなどの劣化が進んでいる。電機や空調、給排水・衛生など設備の故障、配管からの漏水も問題になっていた。さらに東京・六本木に国立新美術館が開館したことから、事業内容などの見直しを迫られていた。
報告書では、「都美術館の著しい劣化に対しては、一刻も早い工事着手が必要である」としたうえで、「前川建築を活かす形で躯体を残し、施設設備を全面更新する大規模改修を行うべきだ」と提言した。改修を選択した理由として、建物の躯体がしっかりしていることや、建て替えに比べて事業費が安く、工期が短くて済むこと、上野公園に前川氏が設計を手がけた国立西洋美術館、師に当たるル・コルビジェの国立西洋美術館が立地していることなどを挙げた。

posted by iezukuri : 2007年05月08日 21:01 | trackback (0)

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