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2007年04月10日

ザビエル旧聖堂

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ザビエル旧聖堂大移動 斬新な木造建築再生へ

1998年に解体された鹿児島カテドラル・ザビエル教会の旧聖堂が復元されるというニュース。完成は2011年4月を予定しているとのこと。
移築先は、旧聖堂の木材やセメント瓦を預かっている宗像修道院(御受難修道会)の所有地。旧聖堂は解体後に「ザビエル聖堂を文化財として再生させる会」が譲り受け県内外で適地を探していたとのこと。
復元後は「ザビエルホール」と名付け地域にも開放するという。ちなみに総工費は1億円近くかかるそうです。

キリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエルの日本渡来450年を記念した新しい聖堂の建設に伴い、1998年に解体された鹿児島カテドラル・ザビエル教会(鹿児島市)の旧聖堂が、福岡県宗像市の地でよみがえる。15日、関係者で起工式を行い、2011年4月の完成を目指す。
旧聖堂は、戦前の石造の建物が空襲で外壁だけを残して焼失したため、1949年に木造に改築して再建された。大きさは幅13メートル、奥行き32メートル、高さ21メートル。
鹿児島大学で教壇に立っていたころから旧聖堂の保存運動に取り組む同大名誉教授の土田充義さん(69)は「天井を高くするため、はりを斜めに入れるなど斬新な設計で、このような構造の木造教会は国内にない」と、再生プランを高く評価する。
解体後、鹿児島県内の老人ホームで規模を縮小して復元する計画だったが、頓挫。窮状を知った御受難修道会・宗像修道院(宗像市)の鈴木忠一院長(71)が「ザビエルは鹿児島から京都へ向かう途中、宗像市赤間を通った縁がある」と協力を申し出た。
旧聖堂の「再生プロジェクト」は、土田さんが理事長を務める特定非営利活動法人(NPO法人)「文化財保存工学研究室」が担当。宗像では解体時と同じ大きさで復元する。総工費は約1億円を見込んでおり今後、募金活動を本格化する。
また、修復技術の伝承と「物を大切にする心をはぐくむ」(土田さん)ことなどを目的に、子どもや若者のボランティアも募る方針。
旧聖堂は完成後、宗像修道院に寄付する予定で、それまでに維持管理方法などを詰めるという。

posted by iezukuri : 2007年04月10日 21:02 | trackback (0)

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