「Suica」が鍵に

JR東日本のICカード「Suica」を住宅の鍵として居住者認証する日本初のマンション「びゅうパルク湘南本鵠沼」（5階・31戸）が、今春、藤沢市内本鵠沼に完成し、4月4日から入居が可能になる。
同物件に採用されたSuica対応ITマンションシステムは日本でも初の試み。Suicaは定期券以外にもJRの駅ビルにあるオフィスの入退室管理などに対応。今回採用されたシステムは、JR東日本の技術提供を受けて、日立製作所が約1年間かけて技術開発を行ったという。
エントランスや住戸玄関に設置されたカードリーダーにSuicaをかざすと解錠操作を行うことができる。入居する家庭には一戸につき鍵として4枚のSuicaが配布され、またすでに定期券として使用中のSuicaについては登録を行えば鍵としても使用可能になるという。
また今後は、モバイルSuicaでも解鍵が可能になる予定だという。