住宅情報・ニュース
2005年09月16日

マンションみらいネット

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マンション管理の努力が報われる診断制度が登場

マンション管理に関する情報を、管理組合が一定の料金を支払って登録するシステム「マンションみらいネット」の運用がいよいよ始まる。システムの構築を進める財団法人マンション管理センターでは、登録情報をもとに管理の適性さを診断する“人間ドック”と位置付ける。今年度はこの秋から、登録管理組合を無料モニターとして募集する。

「みらいネット」の役割は、管理組合で登録する情報をもとに管理の適正さが診断される、というものだ。それに、管理に関する情報を管理組合員に向けてインターネット上で公開する手立てにもなる。登録料に加えて別の料金を支払えば、管理組合で整理・保管する書類を電子データに置き換えたうえで預けておいて、必要なときにはインターネット上でいつでも見ることができる“情報の貸し金庫”としても機能する。
前回は言及しなかったものの、中古マンションを買おうとする人に向けた役割も想定されている。管理の適正さに対する診断結果と管理に関する情報の一部は個別マンションごとにインターネット上で一般向けにも公開するので、購入検討者はそれを検討材料の一つとして得ることができる、というものだ。
中古マンションの購入検討者に向けてこれまでよく、「マンションは『管理』を買え」と言われてきた。ところが、「管理」の内実は管理組合の外からはなかなかうかがい知ることができないのが実情だった。「みらいネット」はそれを一部とはいえ、インターネット上で公開するほか、国で作成する「管理標準指針(仮称)」という一定の基準に基づいた診断を下す。購入を検討している中古マンションの「管理」が買いなのか否か、だれもが等しく情報を得られるようになる。

posted by iezukuri : 2005年09月16日 21:57 | trackback (0)

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