住宅情報・ニュース
2005年11月08日

営業のいない建築プロデュース会社

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営業専門社員のいない建築プロデュース会社

営業専門社員がいないから、訪問営業活動は行わない。派手な広告もせず、カタログ・パンフレットも作らない。住宅展示場にモデルハウスも造らない。そんな建築プロデューサーが、堅実に顧客数をのばしている。

建設業出身の建築プロデューサー、ビルダーズブリッジが順調に顧客を獲得している。株式会社ビルダーズブリッジに営業専門社員はいない。平成17年7月に開設したホームページと、限られた地域に配布する作品見学会のフライヤーのみが唯一の営業手段である。
通常の建築プロデュース会社は、建築家・設計事務所の営業代行という側面が強い。つまり、業者よりのスタンスということだ。施主側の立場に立ったプロデュース業というのは意外なことにほとんどない。
建築設計事務所で、営業社員をもつ所は限られる。マッチング系やコーディネート系の建築プロデュース会社が、その不足を補う形となっているのである。そんな中で、営業専門社員のいない建築プロデュース会社が業績を伸ばしている。
日本のハウスメーカー、地域工務店では社員の3割以上が営業職だといわれる。アメリカのホームビルダーにおける、スーパーバイザー2割、営業1割という数字と比較して、営業偏重の体質が著しい。その結果、日本の住宅建築業では、営業職が監理の仕事を兼任することが多くなる。
株式会社ビルダーズブリッジは、建設業出身の強みを生かし、現場監理に重点を置くことで施工品質を確保、顧客の支持を得ている。万一の問題発生に対しても、自社責任の10年保証を設けている。このような真摯な取り組みが、ユーザーに支持されていることになる。

posted by iezukuri : 2005年11月08日 23:35 | trackback (0)

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