住宅情報・ニュース
2005年11月06日

オール電化住宅が1万戸を突破

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

オール電化住宅が1万戸を突破 新築の半数超 安全性人気

家庭内の熱源をすべて電気で賄う「電化住宅」が9月末までに、高知県内で累計1万戸を超えた。

全世帯数に占める割合はまだ低いものの、本年度(9月末時点)の新築住宅(一戸建て)では半数以上がオール電化という勢い。背景には安全・経済面での優位性などがあるとみられ、今後もこの傾向は続きそうだ。
オール電化住宅は、調理器具や給湯器、エアコンといった家庭のエネルギー需要をすべて電気で賄う。四国電力では、販売電力量の増加や設備効率の平準化を図るため、普及の推進に努めている。
四国電力によると、要因の一つは、安全面への消費者意識の高まり。電気調理器具は直接火が出ないことから、特に高齢者世帯での人気が高いそう。また、一般主婦層にも「手入れが簡単で使いやすい」などの声が少なくないという。
電気料金も、従来から時間帯や季節別などの料金メニュー適用で通常より割安だったが、さらに12年10月には電気料金が1割安(割引額上限3150円=税込み)となる電化住宅割引を追加設定した。
これに加え、関連機器の性能向上や大手ハウスメーカーの取り扱い増加も後押しになり、11年度末に県内で累計約1750戸だった電化住宅は、16年度末には9000戸余りに急増。ことし9月末には1万300戸余りと大台に乗った。
新築住宅での比率を年度別に見ても、11年度は8.3%だったが、16年度は44.6%、17年度は9月末現在で53.2%と多数派に。新興住宅地では比率が7割を超える所も出てきた。
高知県内の全世帯数に占める割合はまだ3.1%だが、同社は「新築でのオール電化には一定のベースができた」。その上で「電気温水器の設置世帯(16.4%)に対する電気調理器のPRや、リフォーム時などを切り口に、さらなる普及を目指す」と意気込んでいる。

posted by iezukuri : 2005年11月06日 20:58 | trackback (0)

Previous « 修復中の京都御苑・閑院宮邸跡を公開 | 建築設計事務所協会が住宅耐震診断 » Next

“オール電化住宅が1万戸を突破”へコメント




保存しますか?


 
To Page Top “オール電化住宅が1万戸を突破