住宅情報・ニュース
2006年12月05日

昭和の住まい学

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岡田憲治「昭和の住まい学」

住宅ジャーナリストの岡田憲治が自分の育った戦後の昭和時代の住宅を様々な切り口から分析した本『昭和の住まい学』をまとめたというニュース。
この「昭和の住まい学」についてのコラム(インタビュー)が掲載されていたので取り上げてみました。まずは、この「昭和の住まい学」というタイトルにグッときました。どんな内容が書かれているんだろうとか、どんな写真が掲載されているのかという想像が掻き立てられます。
是非、一度みてみたいですね。

住宅ジャーナリストの岡田憲治さんが自分の育った戦後の昭和時代の住宅を様々な切り口から分析した本『昭和の住まい学』(鶴書院刊)をまとめた。漫画や広告、映画などから見えてくる「昭和の住まい」や家族像などを、岡田さんに聞いた。
住宅というのはそれ自体は「箱」に過ぎません。私に関心があるのは「箱」としての住宅ではなく、「住まい」。人の生活を基盤に置いて考えたいのです。
住まいというのは家庭の問題でもありますから、文化や歴史とのかかわりが深いですよね。小説を読んでも映画を観ても、どうしても、そこに描かれている住まいのほうに目が行ってしまいます。
住まいをいろいろ考えていくと、小説や映画だけでなく、何からでも切り口が見つけられます。台所や風呂場はもちろん、トイレやカーテン一つとっても、住まうことの変遷、家族の意識や構造の変化が現れてくるのが面白いところです。
それに、漫画などに表現された擬音や擬態音から、住環境の変化なども知ることができます。どう住まうかというコンセプトについてなら、住宅メーカーの広告コピーが、時代ごとにいろいろな提案をしています。実に、興味が尽きませんね。

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「住まい」を通して戦後日本を眺めてみると、いろんなものが見えてくる…。漫画「サザエさん」や文学作品、テレビ、映画、新聞・雑誌、広告などから見えてくる「昭和の住まい」を、社会学的にわかりやすく読み解く。
岡田憲治
住宅ジャーナリスト。1948年、埼玉県生まれ。東海大学広報学科卒。辛口『野次馬住宅時評』を発行。「野次馬住宅サロン」を開催。NPO法人埼玉住まいの情報ネットワーク代表

posted by iezukuri : 2006年12月05日 11:25 | trackback (0)

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