住宅情報・ニュース
2005年12月02日

安心の住宅ローン選び

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安心の住宅ローン選びには、何段階ものリスクヘッジを用意せよ

マイホーム購入する方のほとんどが、住宅ローンを利用する。平成17年に住宅金融公庫が行ったアンケートでも、マイホーム購入を検討している約4000組のうち、90%ほどの方が住宅ローンの利用を予定していると回答している。

安心できる住宅ローンを選ぶためには、金利動向よりも大切な考え方があるのだ。安心できる資金計画とは....

販売会社が長期の期間固定型、全期間固定型の住宅ローンを勧めない理由


マイホーム購入する際、ほとんどの方が販売担当者に「とりあえずの返済計画」を作成してもらうだろう。作成された返済計画をじっくり見てみよう。選択されている住宅ローンの金利は十中八九、1〜2%台の短期間固定型の住宅ローンで、35年返済が見込まれているはずである。
その理由は実に単純。
期間固定で金利の低い融資で試算した方が、より高額な物件を販売できるためだ。不動産広告でよく目にする「賃料と同じ程度の支払いで夢のマイホームを購入できる!」というお決まりフレーズのカラクリはここにある。
低金利の短期間固定型の住宅ローンを選択すると、たしかに月々の支払額は低くなる。ただもしも金利が上昇した場合、その支払額が大きくアップする可能性もあることには注意しておく必要があるのだ。

お得な住宅ローンとは



住宅ローンを選ぶ際、多くの方が「いかにお得な住宅ローンを選ぶか」ということを最大の関心事にしがちだ。そして「お得な住宅ローン」の意味とは通常、住宅ローンを借り入れたときの総支払額を指すだろう。
総支払額を安くするためには、単純に低金利の住宅ローンを選択すればよいだろう。しかし3年など短期の期間固定型の住宅ローンには、金利の上昇リスクがつきまとうのだ。最終的に支払い終えるまでは、長期の期間固定型や全期間固定型の住宅ローンより総支払額が安くなるのか、高くなるのか、誰にもわからない。言い換えれば、総支払額を安くするためには、金利の低い期間固定型の住宅ローンをどれだけ組むか、将来的な金利動向も織り込みながら判断する必要があるということだ。

posted by iezukuri : 2005年12月02日 23:11 | trackback (0)

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