イケア（IKEA）船橋

スウェーデンの世界最大の家具チェーン店「IKEA（イケア）」の日本直営第1号店が24日、千葉県のJR京葉線南船橋駅前にオープンした。4万平方メートルという巨大な店舗に「いいデザインで高品質、低価格にこだわった」（イケアグループのアンダッシュ・ダルヴィック社長）商品がずらりと並んだ。
日本では見られないユニークなデザインの家具や食器、玩具などを低価格で販売する。ただ商品を並べるだけでなく、商品を組みあわせた上で値段を表示して、来店者が雰囲気を見ながらまとめ買いできるように、店舗が工夫されている。
1号店の「IKEA船橋」は、1階と2階が売り場で、3階から5階は約2200台収容の駐車場。レストランや託児所も完備された。
開店初日に訪れた子供連れの母親や家族連れは、日本のホームセンターにはないカラフルな家具や玩具などに見入り、丸イスが500円以下で買えるなど、その安さに驚いていた。
イケアの商品は、1986年に輸入代理店を通じて販売されていたが、日本人にあう品ぞろえができなかったため、売り上げが伸びず撤退した。
今回は直接の参入となり、半年以内にもう1店舗をオープンさせる予定。その後、状況を見ながら首都圏で4-6店舗、関西でも4-6店舗出店する。