住宅情報・ニュース
2009年02月09日

冷暖房輻射パネル

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
冷暖房輻射パネル

旭化成ホームズ、低コストで導入可能な「冷暖房輻射(ふくしゃ)パネル」を開発

旭化成ホームズ三協立山アルミが共同で新方式の「冷暖房輻射パネル」を開発したというニュース。
そもそも「冷暖房輻射パネル」って何だ?って話になりますが、記事を読む限り「大きいオイルヒーターみたいなもの」なんですかね。ちなみに「輻射(ふくしゃ)」というのは、辞書によると「車の輻(や)のように、中央の一点から周囲に射出すること。」とのこと。

市販のオイルヒーターだと暖房のみになりますし、暖房の可能面積が限られるのであまり大きな部屋だと暖まり難く不向きなのですが、この「冷暖房輻射パネル」というのは、冷房も可能できるということなの非常に興味深いですね。
エアコンやファンヒーターのように風が発生する装置は使用している最中は心地よいのですが、スイッチを切った途端、暑く感じたり、寒く感じたりしますよね。その点、輻射型の冷暖房機なら快適な温度で過ごせそうですし、またコスト的にも安価ですみそうですね。(あくまでもランニングコストの話ですが・・・)熱源に関してもエコキュートなどの色々な装置と組み合わせられるようなので、その辺りも汎用性があって良い気がします。今現在は、まだ実証実験中とのことなので製品化されるのが楽しみです。

旭化成ホームズは2009年2月6日、三協立山アルミと共同で新方式の「冷暖房輻射パネル」を開発したと発表した。一般的な床暖房などと同じ「開放型循環方式」冷暖房システムとの接続が可能で、低コストで導入できるという。
輻射暖房システムは、温風が直接当たる対流暖房のエアコンなどのような不快感がないのが特徴。ただし、従来の冷暖房輻射パネルは、冷温水の循環回路を密閉する「密閉型循環方式」が主流のため、設計や施工に高い専門性が求められる。防錆不凍液のメンテナンスなどでコストも高くなりがちだった。
両社が開発したパネルは、アルミパネルに架橋ポリエチレン管を挟んだ構造で、スチールやアルミなどの金属に直接、冷温水を流さないため腐食せず、開放型循環方式で利用できる。軽量化で施工もしやすくなり、意匠性にも優れる。
熱源には、エコキュートなど既存のヒートポンプ熱交換器を想定。オール電化、TES システム、地中熱利用冷暖房システムなど多様な熱源との組み合わせが可能という。施工費は、90×90cmの輻射パネルの場合、従来密閉型(70万〜100万円程度)の2分の1から3分の1にできる見込み。
旭化成ホームズは、2007年からモニター邸や試験棟などで実証試験をしており、今後は、特に冷房効果などの検証を進め、秋ごろをめどに新築住宅で選択できる設備仕様として製品化を目指す。...

posted by iezukuri : 2009年02月09日 00:55 | trackback (0)

Previous « ポータブルスピーカー「ミュージックバルーン」 | CO2削減住宅 » Next

“冷暖房輻射パネル”へコメント




保存しますか?


 
To Page Top “冷暖房輻射パネル