住宅情報・ニュース
2005年08月16日

旧谷山家住宅を特別公開

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旧谷山家住宅

和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で、約250年前に建てられた「旧谷山家住宅」の特別公開が13日、始まった。住居と倉庫が一体になった特殊な構造で、訪れた家族連れなどが職員の説明に熱心に耳を傾けていた。

旧谷山家住宅は元は海南市の塩津浜にあり、1749年に建てられた。谷山家は漁業と海運を営み、居住部分には広い土間が設けられて室内での作業や加工品の収納に使われていた。さらに漁具などを収める倉が棟続きで併設されている。71年に現在地へ移され、国の重要文化財にも指定されている。
期間中は、通常は入れない座敷にも上がることができる。この日、山本新平副館長は訪れた見学者らに「生活より生業のための場所が広い構造です」などと説明。市内の医師舩橋利理さん(57)は「命がけで漁をしていた当時の人たちの生活をうかがうことができる」と興味深そうに屋内を眺めていた。
公開は14日まで。開館は午前9時から午後4時半で、午前10時と午後1時半に職員による説明がある。

posted by iezukuri : 2005年08月16日 21:28 | trackback (0)

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