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2005年10月02日

旧伏木測候所

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旧伏木測候所

旧伏木測候所が気象資料館に

日本初の民間測候所だった「旧伏木測候所」が、新たに「気象資料館」として生まれ変わり、1日から一般公開が始まった。

明治後期の洋風建築の外観や気象観測の機器など約60点の資料が見学できる。旧伏木測候所は明治16(1883)年、地元の回船問屋、藤井能三(1846-1913)が航海の安全を確保するため、私財を投じて伏木港に建設した。全国初の民間測候所だという。その後、2度の移転と県営、国営への移管を経て、1998年から無人化されていた。
現在地に移ったのは明治42(1909)年。その時に新築された建物を市が国から約300万円で買い取り、約1500万円をかけて補修、建設当時の外観を再現した。
「高岡市伏木気象資料館」は木造平屋建て、約260平方メートル。洋風建築の薄いうぐいす色の外壁が特徴だ。
かつての所長室などを展示室に改装し、実際に使われていた人の髪の毛で湿度を測る計器や観測データなど気象資料を展示。藤井能三の功績を紹介するコーナーもある。
近くには国指定重要文化財・勝興寺があり、資料館を観光ボランティアの待機場所とし、周辺の案内を行う計画だ。

posted by iezukuri : 2005年10月02日 07:16 | trackback (0)

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