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2005年09月20日

村野藤吾建築 原村八ケ岳美術館

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脚光浴びる村野建築 原村八ケ岳美術館を「しのぶ会」見学

原村の八ケ岳中央高原の樹林帯に建つ村立八ケ岳美術館。近代建築に数多くの名作を残した建築家村野藤吾氏が晩年に手がけた建築だ。今秋、建築家や研究者らでつくる「村野藤吾先生をしのぶ会」の一行が見学に訪れた。単純なパターンの繰り返しで構成した建築は村野作品には少なく、同館の存在価値を認める会員ら。来年にも同館でシンポジウムを開く話が浮上している。

八ケ岳美術館は山脈や連峰を思わせる連続ドーム型の外観や、館内天井から絞りつるされたレースに特徴がある。同会によると、柔らかな間接照明で彫刻作品を浮かび上がらせる天井のレースは、同氏が晩年に設計した新高輪プリンスホテルで使った間接照明手法の応用。同会会員で建築家の楜沢成明さんは「自治体発注の限られた予算の中で、ざん新でありながら低コストを追求した先生の工夫の表れだろう」と推測している。

村野藤吾

(むらの・とうご、1891−1984)

日本を代表するモダニズムの建築家。佐賀県出身。早稲田大学理工学部卒。日本建築家協会長などを歴任。文化勲章のほか、日本芸術院賞や日本建築学会賞などを受賞。迎賓館(本館)、大阪の新歌舞伎座、広島の世界平和記念聖堂などを設計している。

posted by iezukuri : 2005年09月20日 21:32 | trackback (0)

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