住宅情報・ニュース
2005年09月21日

ハイブリッドマンション

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高さ日本一の「ハイブリッドマンション」、THE TOKYO TOWERS

ハイブリッドには「雑種の」とか「混合の」といった意味がある。ハイブリッドマンションとは、「異なった要素を混ぜ合わせて、新しいスタイルを創造したマンション」のこと。

東京都中央区勝どき6丁目に2008年1月完成予定の「THE TOKYO TOWERS」は、その申し子のようなマンションだ。まず、名前からしてハイブリッド。「東京タワー」と「ツインタワーズ」を混ぜ合わせて、アルファベットで表記し直したハイブリッドなネーミングになった。
建物は高さ58階の「ミッドタワー」と「シータワー」の2つの住棟と、足元のシーサイドアネックス(スポーツ棟)で構成。これもハイブリッドだ。高さ58階はマンションとしては国内で最高、総戸数2799戸は国内で第3位の規模を誇る。
2799戸のうち、1981戸をオリックス・リアルエステート、東急不動産、住友商事など民間事業者4社が分譲。残りの818戸を都市再生機構が賃貸住宅として供給する。ここにも民間事業者と公的事業者、分譲住宅と賃貸住戸というハイブリッドがある。
建物の基本設計は日建設計と日建ハウジングシステムが担当。建物・ランドスケープデザイン監修という立場で山下設計が加わっている。大手設計事務所である日建設計のデザインを、同じ大手設計事務所の山下設計が監修するのは極めて異例だが、ここもまたハイブリッドなのだ。
なぜハイブリッドなのか。それは敷地面積が約2万9700平方メートル、延床面積が約38万3300平方メートルと大規模であるから。ビッグプロジェクトを推し進めるためには、多様な価値観を取り込もうとするハイブリッドスピリットが欠かせない。

posted by iezukuri : 2005年09月21日 23:34 | trackback (0)

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