住宅情報・ニュース
2005年08月20日

電気代2割安くなるマンション

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電気代2割安くなるシステム、福岡市でマンションに導入

大手住宅メーカーの積水ハウスは、福岡市中央区に建設中の分譲マンションで、月々の電気料金が従来より約20%安くなる新たなシステムを導入する。

マンション全体で電気を“まとめ買い”して各戸に供給する仕組みで、今後、一定規模の電力需要が見込めるマンションなどを中心に同様の取り組みが広がりそうだ。
物件は3、4LDKの2タイプで、総戸数59戸。来春完成の予定で、約6割が売約済みという。マンション入居世帯は通常、電力会社と50kW未満の低圧契約を個別に結ぶが、料金体系は高圧契約の方が割安なため、高圧の電気を管理組合が一括調達し、各戸に供給することにした。
敷地内に変電設備などを設置し、九州電力が供給する6600ボルトの高圧電力を100ボルトに変換して各世帯に分ける。各戸のメーター検針や料金の回収・支払いは管理会社に委託する。
積水ハウスは、福岡都市部では年間約300戸のマンションを販売している。「家計を節約するため、割安な電気料金システムの関心は高い」とみており、運営状況などを見極めて、今後の拡大を検討する。
九州地区では、コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンも今春以降、700店を対象に、低圧から高圧への契約切り替えを始めている。マンション向けなどに高圧の変電システムを販売する企業もある。こうした手法が広がれば、利幅の大きい「低圧市場」が縮小するため、九電は一層の経営効率化を迫られそうだ。

posted by iezukuri : 2005年08月20日 13:21 | trackback (0)

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