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2006年01月11日

モダンに気仙大工の新住宅

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気仙大工

和風一新、モダンに 気仙大工の新住宅

陸前高田市の気仙大工建築研究事業協同組合が昨年10月から同市高田町に建築していた住宅が完成した。「入り母屋造り瓦ぶき」といった和風のイメージを一新したモダンな外観と、気仙杉を生かしたぬくもりあふれる内装が特徴。省エネ性能も高めた。

木造2階建て延べ床面積192平方メートルで、間取りは7LDK。吹き抜けがある近代的な中に、ヒノキの床板や気仙杉の建具など、日本建築伝統の材料を多用した。
床下には北海道で主流の蓄熱コンクリートを張り、家を断熱材ですっぽり覆う外断熱工法を採用。ストーブ1台で家全体を暖かく保つ。
一般的な木造住宅の約1.5倍の木材を使用したが、建設費は「同じ装備なら一般的なハウスメーカーより割安」という。内装のほとんどがむく材のため、シックハウス症候群の危険性は低い。
卓越した技術を誇る気仙大工だが、近年はハウスメーカーに押され後継者は減少の一途。同協同組合は競争を勝ち抜く新たな家造りを目指して、近代的な新住宅を開発している。
同協同組合の菅野照夫事務局長は「世代を超えて愛される、新たな気仙大工の家が完成した」と胸を張る。施主の男性も「地元の材料を使った、安全で安心できる家だ」と満足感をにじませる。

posted by iezukuri : 2006年01月11日 23:09 | trackback (0)

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