最長40年の住宅ローン

グループのトヨタホームを利用する人向けの専用ローン「新安心宣言」の商品内容を改定した。20歳以上35歳未満に対象を絞っている。現在は手持ち資金が少ないものの、将来の年収増加が期待でき、収入を得る期間も長い若年層の潜在的な返済能力を評価して融資する。
融資額は500万円以上1億円以内。融資期間を長期化することで、従来に比べて借入可能額は15%程度増加し、一回当たりの返済負担は軽くなるという。
例えば年収450万円の利用者の場合、借入可能額はこれまでの2700万円から3140万円にアップ。トヨタファイナンス住宅業務部は「利用者は資金計画の制約が減り、より満足度の高い住宅購入ができる」としている。
半面、融資の審査基準を厳格化。利用者家族構成など、審査担当者が一件ごとに細かく実態把握をすることにより、長期間の債権保有に伴う貸し倒れリスクを軽減する。
トヨタホームの販売店からは「これまで融資が希望額に届かず、他の金融機関に流れ込んでいた優良顧客に利用してもらえる」などといった期待の声が寄せられているという。

» 中国新聞

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