住宅ローンでヨドバシポイント

大手家電量販店のヨドバシカメラは、マンションなど新居購入者の家電需要取り込みを狙ってオリックスと連携する。オリックスの住宅ローン利用者を対象に、ヨドバシで使えるポイントを最大10万円分渡すサービスを25日から始める。家電業界では珍しい取り組み。ヨドバシは家電のまとめ買いを促し、オリックスはローンの特徴を出す。
住宅金融支援機構との提携商品である長期固定金利の「オリックス・フラット35」の利用者が対象。手数料を先払いする「初期手数料タイプ」に25日以降、ウェブサイト経由で申し込み、融資の審査が通った人にヨドバシのポイント（1ポイント1円相当）を渡す。借入額が1000万円以上2000万円未満なら3万ポイント、2000万円以上3000万円未満だと5万ポイント、3000万円以上で10万ポイント。
ヨドバシは主力の「マルチメディアAkiba」など各店にポイントを受け取った人向けの窓口を設け、専門の販売員が買い物を手伝う。ポイント分以外に、機種によっては薄型テレビや冷蔵庫、エアコンなどを店頭価格より安く提供する。まず2008年3月まで実施し、反響次第で期間延長や対象拡大を検討する。