住宅情報・ニュース
2005年08月13日
オール電化IT対応型マンションシステム
中部電力と日立、共同で「オール電化IT対応型マンションシステム」サービスを開始
中部電力株式会社と株式会社日立製作所は、このたび、「オール電化IT対応型マンションシステム」サービス事業を共同で行うことで合意した。今後、両社は、マンション向けオール電化システムやセキュリティシステムを共同で提供するほか、オール電化機器の省エネ確認サービスなど、様々な開発を共同で進めていく。
近年、居住者の防犯・セキュリティに対する意識が高まっています。マンションやアパートなどの集合住宅では、集合玄関や住戸玄関のオートロック、エレベーターの利用制限など、居住関係者以外の出入り制限を行うセキュリティシステムの導入が増えているほか、携帯電話による住戸玄関の遠隔施錠管理や、家電機器の遠隔操作など、利便性に対するニーズも高まっています。
「オール電化IT対応型マンションシステム」とは、中部電力が提案している「オール電化」に、日立のITマンションシステム「net@ITEM」(ネット・アット・アイテム)を組み合わせたもので、これによって、より付加価値の高い「オール電化IT対応型マンションシステム」をマンションデベロッパー各社に提案するものです。
中部電力と日立は、両社の強みを生かし、セキュリティの強化や利便性の向上といった市場のニーズをとらえたサービスの開発、提案を強化し、名古屋圏を中心に中部電力管内で2006年度末までに累計1000戸の導入をめざす。
■オール電化IT対応型マンションシステムサービスの概要
●
- ICカードによる個人認証(集合玄関での入館管理、エレベーター連動運転、電気錠制御)
- 来客の行き先階を限定するサービスをはじめとしたエレベーター運行サービス
- 中部電力の光ファイバーによるインターネット常時接続環境
- マンション入居者専用ホームページによる情報提供サービス
- 携帯電話サービス(集合玄関解錠、居室玄関施錠・開錠、セキュリティ設定、家電操作、不在時の訪問者画像のメール通知)
- 日立カスタマーセンターによる、システムの24時間故障監視および緊急対応サービス(ICカード紛失時の登録抹消・再発行も電話で24時間受付)
オール電化
住宅の機能に求められるニーズや高齢社会への対応などを踏まえ、クリーンで安全な熱源として、厨房には燃焼を伴わないIHクッキングヒーターを、給湯には電気温水器やヒートポンプ技術と自然冷媒の採用により、さらに省エネルギー性を高めた自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器「エコキュート」を設置するなど、すべての熱源に電気を使用すること。
●net@ITEM(ネット・アット・アイテム)
マンション共用部に設置されたマンションコントローラーと各住戸に設置されたホームサーバーを、インターネット経由で日立カスタマーセンターに接続することにより、ICカードによるセキュリティやエアコンなど住宅設備機器の携帯電話による操作、異常時のメール通知などを行う日立の集合住宅向けサービスのこと。
posted by iezukuri : 2005年08月13日 14:57 | trackback (0)
Previous « オール電化住宅のガイドサイトを開設 | 電化リフォームローン » Next