住宅情報・ニュース
2005年11月20日

若草教会など 有形文化財登録

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若草教会

若草教会など3件 近代建造物を有形文化財登録

文化審議会の18日の答申で、石川県内では、近代建造物の保護を目的とする有形文化財に登録するよう若草教会など3件が盛り込まれた。

若草教会は、北陸にキリスト教を伝えた宣教師トマス・クレイ・ウィン氏による設計で、1891(明治24)年に建設された。木造平屋一部2階建てで、急傾斜の切り妻造り桟瓦ぶき屋根が特徴。内部は天井を張らずに吹き抜けとし、軽快な小屋組を見せる。礼拝堂、祈とう室、和室があるが、プロテスタントらしく簡素な内装となっている。
本泉寺手水舎は木造桟瓦ぶきで、断面六角形の柱3本を内転びに立て、アーチ状の梁(はり)を渡して、特異な形の屋根を支える。1872(明治5)年に建築された。屋根には角状の石を据えており、明治初期に西洋の新しい建築様式を取り入れた独特の遺構。
室木家住宅門と塀は1912(大正元)年に建築された。門は切り妻造り、桟瓦ぶきの薬医門。塀は凝灰岩の基礎上に建つ竪板張りの塀で、しっくいで仕上げた。9月に有形文化財に答申された主屋とともに、明治から大正にかけての典型的な近代和風住宅を形成している。

posted by iezukuri : 2005年11月20日 13:06 | trackback (0)

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