住宅情報・ニュース
2005年11月20日
細淵家住宅など 登録有形文化財に

細淵家住宅など県内5件 国の登録有形文化財
国の文化審議会は18日、「細淵家住宅主屋」「同長屋門」「近藤歯科医院」「旧大月旅館別館」「松本教室主屋」の建造物5件を国の登録有形文化財とするよう答申した。埼玉県内の登録有形文化財の建造物は96件となる。
細淵家住宅は、関東大震災で住宅が倒壊したため、沼影村長を務めた細淵家23代目の平治氏が1926(大正15)年に建築した。
主屋は木造平屋の寄棟造り。江戸時代の民家によくみられる「田の字型」の間取りを使っており、伝統工法と近代建築が同居している。主屋の東側にある長屋門は、かつて岩槻城にあった武家門を明治以降に移築したものといわれている。
近藤歯科医院は1927(昭和2)年の歯科医院開業時に建築された。施工したのは旧秩父工業試験場をはじめとして秩父市内の洋風建築を多く手掛けた建築会社「守屋組」によるものといわれている。
外観は細長の窓を用いるなど全体的に近代洋風建築で仕上がっているが、内部については床の間があるなど和洋の特徴を兼ね備えている。
旧大月旅館別館は1926年に建てられたとされ、当時流行したアールデコのデザインが印象的。松本教室主屋は1929年に旅館として建てられ、現在は学習塾兼ギャラリーとして活用されている。
主屋は木造平屋の寄棟造り。江戸時代の民家によくみられる「田の字型」の間取りを使っており、伝統工法と近代建築が同居している。主屋の東側にある長屋門は、かつて岩槻城にあった武家門を明治以降に移築したものといわれている。
近藤歯科医院は1927(昭和2)年の歯科医院開業時に建築された。施工したのは旧秩父工業試験場をはじめとして秩父市内の洋風建築を多く手掛けた建築会社「守屋組」によるものといわれている。
外観は細長の窓を用いるなど全体的に近代洋風建築で仕上がっているが、内部については床の間があるなど和洋の特徴を兼ね備えている。
旧大月旅館別館は1926年に建てられたとされ、当時流行したアールデコのデザインが印象的。松本教室主屋は1929年に旅館として建てられ、現在は学習塾兼ギャラリーとして活用されている。
» 埼玉新聞
posted by iezukuri : 2005年11月20日 12:12 | trackback (0)
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