アルミ住宅

アルミは軽くて丈夫だが、住宅の骨組みや壁を作る主構造材としては認められていなかった。建築基準法の改正でそれが可能になり、特性を生かした住宅が開発されるようになった。
今回の住宅は、天井や床材と一体化したアルミ熱交換機を導入し、効率的な冷暖房を可能にした。年間を通じて一六度程度の井戸水を天井パネル内に導き、冷房に使う。冬は井戸水が断熱の役割を果たし、温かくなった水は床暖房にも使われる。地震対策として揺れを吸収するダンパーにもアルミを使った。