横浜プリンス 大規模分譲マンションに

野村証券系の投融資会社に売却され、ことし6月で営業を終える横浜市磯子区の横浜プリンスホテルの跡地開発について、大手不動産会社の東京建物（東京都中央区）が、投融資会社が設立した特定目的会社（SPC）に出資し、主幹事として大規模な分譲マンションを開発すると発表した。シミュレーションではマンションの規模を1000-2000戸と想定している。
ホテル跡地は約11.1ヘクタール。投融資会社が今年3月に、西武ホールディングスから取得した。東京建物は、投融資会社が設立したSPCに、50%以上の比率で出資する予定だという。ホテルは6月の営業終了後に取り壊し、来年中にマンション建設に取りかかりたいとしている。
横浜プリンスホテルは1954年の開業以来、52年で幕を閉じる。売却は西武グループの再編計画に基づくもの。県内では横須賀市の横須賀プリンスホテルも三井不動産に売却され、3月末で営業を終了。8日に運営会社を変更し、「ホテルトリニティ横須賀」として開業した。