地下室マンション 条例案提出

地下室マンションは、94年の建築基準法改正で、地下室は延べ床面積の3分の1までなら、容積率を計算する際の床面積に含まなくてもよくなったことをきっかけに、都市部に広がった。斜面の頂上部より上を地上とみなすので、住居の高さが制限された地域でも、「地上3階、地下6階」といった大規模マンションが建てられ、周辺住民とのトラブルを起こしてきた。
条例案は、高さ10メートル以下の建物しか建てられない住居専用地域では見た目が4階以下に、また高さ12メートル以下しか建てられない住居専用地域では同じく5階以下に、それぞれ階数を制限する。
また、地下室の地盤面積の算出方法を変え、容積率に算入される地下室の床面積を増やして、建物の規模を規制する。違反した場合は、50万円以下の罰金となる。