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2005年09月04日

防犯モデルマンション

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大阪府の防犯モデルマンションは全国一
今年度の認定35棟、被害ゼロ

都心回帰現象による都市部でのマンション建設が目立つ中、大阪府防犯協会連合会が認定する「防犯モデルマンション」の建設が府内で進み、8月末現在で192棟と、同様の制度を持つ都道府県で最多となっている。特に昨年度の認定件数は100棟を超え、前年度比3倍の急増ぶり。府内では、ひったくりなどの街頭犯罪が着実に減少する一方、侵入盗は増加傾向にあり、府警は「侵入盗を抑え込まねば、本当の意味での大阪の治安は向上しない」と、こうした動きを歓迎している。

同制度は1999年に広島県で始まり、現在、東京都や京都府など8都道府県で導入。各地の防犯協会連合会が設けた防犯基準に基づき、防犯設備士らでつくる審査委員会が審査し、登録証を交付する仕組み。
大阪では、玄関のオートロックやピッキングに強い鍵はもちろん、例えばエレベーターの防犯カメラでも単に設置するだけでなく、モニター画面をホールに置いて多くの住人が監視できるようにするほか、▽ハンマーでたたいても破壊されない強化窓ガラスの設置▽警備会社などと直結する非常通報装置の各戸設置——なども基準になっている。
大阪府では01年度から導入され、認定件数は初年度の2棟から、02年度10棟、03年度34棟と増加。昨年度は111棟と急増し、今年度もすでに35棟が認定された。認定件数では2位の広島県を61棟も上回っている。

大阪の侵入盗件数は増加、1万件超す

府警によると、今年の府内の侵入盗件数は1万2412件と前年同期より1340件増加し、全国の都道府県で最悪。
ところが、防犯モデルマンションに限ると、侵入盗の被害に遭ったのは制度導入以来3棟しかなく、今年はゼロ。大阪府防犯協会連合会の森下俊明専務理事は「新しい手口の犯罪が出れば、その都度、対策を検討している。この傾向は今後も維持できる」と話す。
不動産経済研究所などによると、大阪市内では約10年前からマンション建設が急増し、95年に5607戸だった発売戸数は昨年9506戸に伸びた。反面、人口増加などに伴って都心部の治安悪化が懸念されるようになり、防犯機能は家選びの基準の一つとなりつつある、という。
詳しくは… » 読売新聞

posted by iezukuri : 2005年09月04日 20:31 | trackback (0)

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